基于决策树模型的城市居民日常饮食-营养素抗衰老方案筛选研究.pdf
基于决策树模型的城市居民日常饮食-营养素抗衰老方案筛选研究.pdf
６ 調査結果の分析 今年度(平成30年度調査）は，平成10年度に新体力テストを導入してから21回目の実施 であり，平成最後の調査となった。 今回は，平成の振返りとして，平成元年度から平成30年度までの結果を概観した。 また，平成28年度体力・運動能力調査より追加した質問項目について継続して分析を 行った。 Ⅰ．平成の体力・運動能力の推移について 青少年は，筋力・走・跳・投，成人・高齢者は，筋力・全身持久力に関する項目を対象 として，各年齢男女ごとに平成元年度調査の数値を100とし経年変化の様子を観察した。 また，新体力テスト合計点について，平成10年度の数値を100とし経年変化の様子を観察 した。 ※但し平成元年～9年度に未実施の項目については，平成10年度の数値を100とした。 （１） 各年代における体力の状況に関する年次変化（青少年） 青少年では，昭和60年頃から続いていた体力低下は平成10年頃に歯止めが掛かり，以 後の体力は総合的には向上しているが，昭和60年頃の最高（ピーク）値に回復したテス ト項目は少ない 図５-１-１は，青少年の握力，50ｍ走，持久走，立ち幅とび，ボール投げ及び新体 力テスト合計点の加齢に伴う変化を，平成元年度調査の数値を100（平成元年～9年度に未 実施の項目については，平成10年度の数値を100とした）とし経年変化を示したグラフで ある。 ・新体力テスト合計点は，平成10年度のテスト導入以降上昇傾向を続けている。 ・テスト項目ごとの推移の傾向は一様ではないが，平成元年との比較可能なテスト項目で は，平成10年頃に一旦下げ止まり，あるいは上昇傾向が認められるが，多くのテスト項目 が未だ低い水準にある。 ・握力，立ち幅とび，ボール投げの一部の年齢では，平成元年度の数値と比較して約10ポ イント（％）の低下が見られている。 105 握力（男子） (％) 105 100 100 95 95 90 90 85 85 (年度) 80 H元 2 3 4 5 6 ７歳 男子 95 7 8 9 ９歳 男子 11歳 男子 13歳 男子 16歳 男子 H元 2 19歳 男子 50m走（男子） (％) 100 105 105 110 110 115 115 (年度) H元 2 3 4 ７歳 男子 (％) 5 6 7 8 9 ９歳 男子 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 11歳 男子 13歳 男子 持久走（男子） 16歳 男子 3 4 5 6 ７歳 女子 95 120 (年度) 80 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 100 95 握力（女子） (％) 7 8 9 ９歳 女子 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 11歳 女子 13歳 女子 16歳 女子 50m走（女子） (％) (年度) 120 H元 2 3 4 ７歳 女子 19歳 男子 (％) 95 100 －15－ 100 105 105 19歳 女子 5 6 7 8 9 ９歳 女子 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 11歳 女子 13歳 女子 持久走（女子） 16歳 女子 19歳 女子 持久走（男子） (％) 95 100 100 105 105 110 110 115 115 (年度) 120 H元 2 3 4 5 6 7 8 9 105 16歳 男子 H元 2 105 100 95 95 90 90 85 85 (年度) 80 3 4 5 6 ７歳 男子 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ９歳 男子 11歳 男子 13歳 男子 16歳 男子 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 16歳 女子 19歳 女子 立ち幅とび(女子) (％) (年度) 80 H元 2 3 4 5 6 ７歳 女子 19歳 男子 ソフトボール投げ(男子) (％) 105 4 13歳 女子 100 H元 2 3 19歳 男子 立ち幅とび(男子) (％) (年度) 120 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 13歳 男子 持久走（女子） (％) 95 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ９歳 女子 100 95 95 90 90 85 85 13歳 女子 16歳 女子 (年度) 80 (年度) 80 H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ７歳男子 105 (%) ９歳男子 H元 2 105 100 95 95 90 90 85 85 (年度) 80 3 4 5 6 7 8 9 (％) 16歳男子 120 110 110 105 105 100 100 (年度) 95 5 6 ７歳 男子 図５-１-１ 7 8 9 ９歳 男子 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 11歳 男子 8 9 13歳 男子 16歳 男子 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ９歳女子 11歳女子 ハンドボール投げ(女子) (年度) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 13歳女子 115 4 7 (%) H元 2 115 3 6 19歳男子 合計点(男子) H元 2 5 80 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 13歳男子 4 ７歳女子 ハンドボール投げ(男子) H元 2 3 11歳男子 100 120 19歳 女子 ソフトボール投げ(女子) (％) 105 100 11歳 女子 (％) 16歳女子 19歳女子 合計点(女子) (年度) 95 19歳 男子 H元 2 4 ７歳 女子 体力・運動能力及び体力合計点の年次推移(青少年) －16－ 3 5 6 7 8 9 ９歳 女子 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 11歳 女子 13歳 女子 16歳 女子 19歳 女子 （２） 各年代における体力の状況に関する年次変化（成人） 成人では，特に女子35～39歳の年代でゆるやかな低下傾向が伺える 図５-２-１は，成人の握力，急歩及び新体力テスト合計点の加齢に伴う変化を，平成元 年度調査の数値を100（平成元年～9年度に未実施の項目については，平成10年度の数値を 100とした）とし経年変化を示したグラフである。 ・握力は，平成初期（平成10年頃まで）はあまり大きな変化は見られなかったが，その後 男女とも若い世代（25～39歳）で低下がすすんでいる ・急歩（全身持久力）は長期的に見ると全体的には横ばいだが，平成初期に比べて男女と も35～39歳の世代の記録が低い ・新体力テスト合計点は，女子35～39歳の世代のみ低下傾向が続いている 110 握力(男子) (％) 110 105 105 100 100 95 95 90 90 握力(女子) (％) (年度) 85 H元 2 3 4 5 6 7 8 9 25～29歳男子 95 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 35～39歳男子 45～49歳男子 H元 2 95 100 105 105 110 110 115 115 (年度) 120 3 4 5 6 7 8 9 25～29歳 男子 115 (％) 45～49歳 男子 5 6 7 8 9 35～39歳女子 45～49歳女子 (年度) H元 2 3 4 5 6 7 8 9 25～29歳 女子 115 110 110 105 105 100 100 95 95 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 35～39歳 女子 (％) 45～49歳 女子 H元 2 3 4 5 6 7 25～29歳男子 男子 図５-２-１ 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 35～39歳男子 男子 45～49歳男子 男子 55～59歳 女子 合計点(女子) (年度) (年度) 90 55～59歳女子 急歩(女子) (％) 55～59歳 男子 合計点(男子) 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 120 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 35～39歳 男子 4 25～29歳女子 100 H元 2 3 55～59歳男子 急歩(男子) (％) (年度) 85 90 H元 2 55～59歳男子 男子 体力・運動能力及び体力合計点の年次推移(成人) －17－ 3 4 5 6 7 25～29歳女子 女子 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 35～39歳女子 女子 45～49歳女子 女子 55～59歳女子 女子 （３） 各年代における体力の状況に関する年次変化（高齢者） 高齢者では，向上が継続している 図５-３-１は，高齢者の握力，６分間歩行及び新体力テスト合計点の加齢に伴う変化 を，平成10年度調査の数値を100（高齢者は平成10年から調査開始）とし経年変化を示し たグラフである。 ・握力（筋力），6分間歩行（全身持久力）ともに上昇傾向にある 125 握力(男女) (％) 120 120 115 115 110 110 105 105 (年度) 100 H元 2 125 3 4 5 6 7 8 6分間歩行(男女) 125 100 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 H元 2 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 70～74歳男子 男子 75～79歳男子 男子 65～69歳女子 女子 70～74歳女子 女子 75～79歳女子 女子 65～69歳女子 女子 70～74歳女子 女子 75～79歳女子 女子 115 110 105 (年度) 100 5 6 65～69歳男子 男子 120 4 5 75～79歳男子 男子 合計点(男女) 3 4 70～74歳男子 男子 (％) H元 2 3 65～69歳男子 男子 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 65～69歳男子 男子 65～69歳女子 女子 70～74歳男子 男子 70～74歳女子 女子 75～79歳男子 男子 75～79歳女子 女子 図５-３-１ 体力・運動能力及び体力合計点の年次推移(高齢者) －18－ Ⅱ．平成の運動習慣の推移について 運動習慣について，各年齢ごとに平成元年度から平成30年度調査までの推移を，「ほと んど毎日(週３日以上)+ときどき（週に１～２日くらい）」，「しない」に分けて分析を 行った。 （１） 各年代における運動習慣の状況に関する年次変化（週1日以上） 「運動やスポーツをどのくらいしていますか」 1.ほとんど毎日（週に３日以上） 2.ときどき（週に１～２日くらい） 3.ときたま（月に１～3日くらい） 4.しない 青少年の「週１日以上」の運動・スポーツ実施率の割合は，特に女子において年齢間の 差が大きいが，平成の時代を通じてほとんど変化が見られずほぼ横ばいで推移している 図６-１-１は，各世代（小学生から高齢者まで）ごとの運動・スポーツ実施状況が「週 １日以上」と回答した者の割合の推移を，平成元年から平成30年まで示したグラフであ る。 ・青少年では男女ともほぼすべての年度で，週１日以上実施している者の割合が，７歳か ら11～13歳まで高くなり，その後の割合は低くなる ・青少年女子は，年代での変化に顕著な差がある ・成人はほぼ横ばいで推移している ・高齢者は週１日以上実施している者の割合が，ゆるやかに上昇している 100 実施率「ほとんど毎日+ときどき」(男子・青少年) (％) 100 90 90 80 80 70 70 60 60 50 50 40 実施率「ほとんど毎日+ときどき」(女子・青少年) (％) 40 (年度) (年度) 30 30 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 7歳 100 9歳 11歳 13歳 16歳 7歳 実施率「ほとんど毎日+ときどき」(男子・成人) (％) H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 19歳 100 90 90 80 80 70 70 60 60 50 50 11歳 13歳 16歳 19歳 実施率「ほとんど毎日+ときどき」(女子・成人) 40 40 (年度) 30 25-29歳 (％) 35-39歳 45-49歳 (年度) 30 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 100 (％) 9歳 25-29歳 55-59歳 実施率「ほとんど毎日+ときどき」(男子・高齢者) 100 90 90 80 80 70 70 60 60 50 50 (％) 35-39歳 45-49歳 実施率「ほとんど毎日+ときどき」(女子・高齢者) (年度) 40 40 55-59歳 (年度) 30 30 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 65-69歳 図６-１-１ H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 65-69歳 75-79歳 運動・スポーツ実施状況が「ほとんど毎日+ときどき」と答えた者の割合 －19－ 75-79歳 （２） 各年代における運動習慣の状況に関する年次変化（しない） 青少年の「（1日も）しない」の運動・スポーツ実施率の割合についても，特に女子におい て年齢間の差が大きいが，平成の時代と通じてほとんど変化が見られずほぼ横ばいで推移 している 図６-２-１は，各世代（小学生から高齢者まで）ごとの運動・スポーツ実施状況「（１ 日も）しない」と回答した者の割合の推移を，平成元年から平成30年まで示したグラフで ある。 ・青少年では男女ともほぼすべての年度で，「（1日も）しない」と回答している者の割 合が，７歳から11～13歳まで低くなり，その後の割合は高くなる ・青少年女子は，年代での変化に顕著な差がある ・成人はほぼ横ばいで推移している ・高齢者は「（1日も）しない」と回答している者の割合が，ゆるやかに減少している 50 実施率「しない」(男子・青少年) (％) 45 45 40 40 35 35 30 30 25 25 20 20 15 15 10 10 5 (年度) 0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 7歳 50 (％) 9歳 11歳 13歳 16歳 5 (年度) 0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 19歳 7歳 実施率「しない」(男子・成人) (％) 50 45 45 40 40 35 35 30 30 25 25 20 20 15 15 10 10 5 9歳 11歳 13歳 16歳 19歳 実施率「しない」(女子・成人) 5 (年度) 0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 25-29歳 50 実施率「しない」(女子・青少年) (％) 50 (％) 35-39歳 45-49歳 (年度) 0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 55-59歳 25-29歳 実施率「しない」(男子・高齢者) (％) 50 45 45 40 40 35 35 30 30 25 25 20 20 15 35-39歳 45-49歳 55-59歳 実施率「しない」(女子・高齢者) 15 10 10 5 (年度) 0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 65-69歳 図６-２-１ (年度) 5 0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30 75-79歳 65-69歳 運動・スポーツ実施状況が「（１日も）しない」と答えた者の割合 －20－ 75-79歳 Ⅲ．体力年齢の年度別比較について 体力年齢と暦年齢の関係を，旧体力テスト結果に基づく平成元年度と平成9年度，およ び新体力テス結果に基づく平成10，20，30年度でそれぞれ比較した。 ※平成元年度～9年度，平成10年度～30年度では体力年齢の基準が違う 男女とも55～59歳で体力年齢の若い人の割合は増加しているが，女子35～39歳では 減少している 図７-１-１は，成人の体力年齢と暦年齢の割合を，平成元年度と平成9年度，および平 成10，20，30年度で比較したグラフである。 ・男女とも55～59歳で体力年齢の若い割合は，増加傾向にある ・女子の35～39歳で体力年齢の若い割合は減少傾向にある ・平成元年度と平成9年度の比較においても，女子の35～39歳で体力年齢の若い割合は減 少傾向にある 男子35～39歳 女子35～39歳 H元 75.0 11.6 13.4 H元 H9 72.9 13.8 13.3 H9 H10 34.6 13.3 52.1 H10 H20 35.6 11.3 53.1 H20 H30 38.8 49.6 H30 0% 11.6 20% 40% Ａ：体力年齢＜暦年齢 60% Ｂ：体力年齢＝暦年齢 80% 100% 80.0 73.2 12.5 33.7 26.8 77.9 13.8 8.3 H元 H9 78.0 14.2 7.8 H9 19.4 38.8 19.0 42.2 H20 H30 39.6 16.5 43.9 H30 20% 40% Ａ：体力年齢＜暦年齢 60% Ｂ：体力年齢＝暦年齢 Ｂ：体力年齢＝暦年齢 80% 100% Ｃ：体力年齢＞暦年齢 78.9 80% 100% 15.3 38.6 17.0 44.5 20% 40% 男子55～59歳 9.7 37.0 17.3 Ａ：体力年齢＜暦年齢 7.8 44.4 18.5 40.3 0% Ｃ：体力年齢＞暦年齢 13.3 75.0 H10 48.6 H20 0% 60% 女子45～49歳 H元 32.0 62.0 40% Ａ：体力年齢＜暦年齢 17.0 54.4 11.3 20% 11.3 47.3 11.9 男子45～49歳 H10 9.8 40.3 0% Ｃ：体力年齢＞暦年齢 8.7 42.4 60% Ｂ：体力年齢＝暦年齢 80% 100% Ｃ：体力年齢＞暦年齢 女子55～59歳 H元 71.9 18.2 9.8 H元 76.5 16.3 7.2 H9 74.5 17.0 8.6 H9 78.7 14.3 7.0 H10 30.9 H20 20.4 41.5 H30 18.2 52.5 0% 20% Ａ：体力年齢＜暦年齢 図７-１-１ 60% Ｂ：体力年齢＝暦年齢 100% Ｃ：体力年齢＞暦年齢 年度別体力年齢と暦年齢の比較 －21－ 18.5 42.9 H30 30.9 80% 36.5 H20 40.3 16.6 40% H10 48.8 18.2 54.8 0% 20% Ａ：体力年齢＜暦年齢 45.0 38.9 16.4 40% 60% Ｂ：体力年齢＝暦年齢 28.8 80% 100% Ｃ：体力年齢＞暦年齢 Ⅳ．体力・運動能力の年代比較について 体力・運動能力について，調査開始時である昭和39年に対象の最年少であった昭和29年 度生まれ（昭和39年度調査時は10歳）と，平成元年生まれで比較可能なテスト項目の経年 変化の比較を行った。 昭和29年度生まれと平成元年生まれを比較すると，昭和29年生まれの方が，いずれの テスト項目においても到達する最高（ピーク）値が高い 図８-１-１は，昭和29年度生まれと，平成元年生まれの握力，持久走，50ｍ走，ボール 投げの加齢に伴う変化の傾向を示したグラフである。 ・握力，持久走，50ｍ走，ボール投げは，昭和29年生まれと平成元年生まれを比較する と，男女とも昭和29年生まれの世代の方がピーク時の値が高い ・握力，50ｍ走，ボール投げは男女とも，持久走は男子が，昭和29年生まれと平成元年生 まれを比較すると，昭和29年生まれの世代の方が向上する期間が長い H元・S29生まれ推移(握力) (kg) 50 H元・S29生まれ推移(持久走) (秒) 250 270 45 290 40 310 35 330 30 350 370 25 390 20 410 (年齢) (年齢) 430 15 0 1 2 3 4 5 6 7 8 S29 男子 S29 女子 H元 男子 1 2 3 4 5 6 7 8 S29 男子 H元 女子 H元・S29生まれ推移(50ｍ走) (秒) 7 0 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 S29 女子 H元 男子 H元 女子 H元・S29生まれ推移(ボール投げ) (m) 35 7.5 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 8 25 8.5 ハンドボール投げ 20 9 9.5 15 10 10 10.5 ソフトボール投げ (年齢) 5 11 0 1 2 3 4 5 6 7 S29 男子 図８-１-１ 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 S29 女子 H元 男子 0 1 2 3 4 5 6 7 8 S29 男子 H元 女子 体力・運動能力の年代別比較推移 －22－ (年齢) 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 S29 女子 H元 男子 H元 女子 Ⅴ．スポーツの多面的な価値について 平成２８年度調査から「入学前の外遊び」，「達成意欲」，「生活の充実度」，「運 動・スポーツのストレス解消効果」に関する質問項目を追加した。 また，平成２８年度，２９年度調査に引き続き，これらの質問項目と体力・運動能力， または運動習慣との関係について分析を行った。 (１) 幼児期の外遊びと小学生の運動習慣・体力 【質問】 対象：6～11歳 「小学校入学前はどのくらい外で体を動かす遊びをしていましたか」 1.週に6日以上 2.週に4～5日 3.週に2～3日 4.週に1日以下 幼児期に外遊びをよくしていた児童は，日常的に運動し，体力も高い 小学生(６～11歳)に行った「小学校入学前の外遊びの実施状況」に関する質問と，運動 習慣及び体力・運動能力との関係について分析を行った。 図９-１-１は，入学前の外遊びの実施状況と，現在（10歳）の運動・スポーツ実施状況 との関係を示したグラフである。男女ともに，入学前の外遊びの実施頻度が高いほど，現 在の運動・スポーツ実施頻度の高い者の割合が多いことがうかがわれる。 男子(10歳) 0% 20% 40% 女子(10歳) 60% 80% 100% (入学前) 0% 20% 40% 60% 80% 100% (入学前) 週に6日以上 69.9 週に4-5日 63.0 週に2-3日 24.7 3.5 1.9 週に1日以下 34.1 ほとんど毎日 図９-１-１ 32.2 34.1 ときどき ときたま 52.7 6.30.9 週に4-5日 39.5 8.7 3.9 週に2-3日 36.0 29.8 55.2 週に6日以上 15.9 15.9 週に1日以下 しない 49.4 42.7 28.6 ほとんど毎日 37.4 42.9 ときどき 3.8 6.0 8.6 2.5 15.8 5.5 8.6 20.0 ときたま しない 入学前の外遊びの実施状況別に見た現在の運動・スポ－ツ実施状況（10歳） 図９-１-２は入学前の外遊びの実施状況別に，10歳(小学５年生)の新体力テストの合計 点を示している。合計点は男女ともに，入学前に外遊びをしていた頻度が高い群ほど高く なっており，入学前に週６日以上外遊びをしていた群と週１日以下の群とでは，男子は８ 点，女子は４点程度の差となっている。 (点) 60 (点) 男子(10歳) 57.9 60 58.9 56.9 女子(10歳) 57.8 55.4 56.5 55.4 55 55 49.9 50 50 45 45 週に6日以上 週に4-5日 図９-１-２ 週に2-3日 週に1日以下 週に6日以上 週に4-5日 入学前の外遊びの実施状況別新体力テスト合計点（10歳） －23－ 週に2-3日 週に1日以下 これらの調査結果より，幼児期に外で体を動かして遊ぶ習慣を身につけることが，小学 校入学後の運動習慣の基礎を培い，体力の向上につながる要因の一つになっていると考え られる。なお，この傾向は６～11歳のすべての年齢において確認できる。 (２) 達成意欲と運動習慣・体力 【質問】 対象：12～19歳 「なんでも最後までやりとげたいと思う」 1.とてもそう思う 2.まあそう思う 3.あまりそう思わない 4.まったくそう思わない 日常的に運動・スポーツを実施している青少年期の子供の多くは，なんでも最後までやりと げたいと思っている 青少年期（１２歳～１９歳）に新たに追加した「達成意欲」に関する質問と運動習慣及 び体力・運動能力の関係について分析を行った。 図９-２-１では，青少年期の子供（１５歳，１８歳）の「達成意欲（なんでも最後まで やりとげたいと思う）の回答状況と体力合計点の関係を示したグラフである。 男女ともに，達成意欲を強くもつ者ほど体力合計点が高い。 男子(15歳) 女子(15歳) 53.4 とてもそう思う 50.7 まあそう思う 47.3 あまり＋まったく思わない 53.6 とてもそう思う まあそう思う 49.6 あまり＋まったく思わない 48.0 体力合計点(点) 20 30 40 50 体力合計点(点) 60 20 男子(18歳) 57.9 53.3 まあそう思う 50.7 あまり＋まったく思わない 図９-２-１ 30 40 50 60 女子(18歳) とてもそう思う 20 30 40 49.5 まあそう思う 46.2 あまり＋まったく思わない 体力合計点(点) 体力合計点(点) 50 53.7 とてもそう思う 60 20 30 40 「達成意欲（なんでも最後までやりとげたいと思う）」回答別新体力テスト合計点 －24－ 50 60 図９-２-２では，青少年期の子供（１５歳，１８歳）の運動・スポーツ実施状況別の 「達成意欲（何でも最後までやりとげたいと思う）の回答状況の関係を示したグラフであ る。 男女ともに，運動・スポーツの実施頻度が高いほど，なんでも最後までやり遂げたいと 思うと回答する者の割合が多い。 18歳 44.3 51.4 4.3 37.3 15歳 28.5 18歳 49.4 13.3 62.6 8.9 46.9 14.3 65.2 7.4 38.8 15歳 27.4 18歳 15歳 18.7 59.0 22.4 18歳 23.4 55.9 20.7 0% 20% とてもそう思う 図９-２-２ 40% 60% まあそう思う 80% ときどき 5.8 ときたま 47.5 ほとんど毎日 女子 46.7 しない しない ときたま ときどき ほとんど毎日 男子 15歳 100% 52.8 15歳 4.4 18歳 42.5 50.6 6.9 15歳 41.2 54.4 4.4 18歳 40.8 50.8 8.4 15歳 37.8 54.5 7.7 18歳 35.2 59.5 5.2 15歳 34.9 55.6 9.5 18歳 0% 21.4 20% とてもそう思う あまり+まったく思わない 42.8 67.9 40% まあそう思う 60% 10.7 80% 100% あまり+まったく思わない 運動実施状況別意欲達成についての割合 (３) 運動・スポーツのストレス解消効果の認識と運動習慣 【質問】 対象：20～79歳 「運動・スポーツはストレス解消に効果があると感じますか」 1.大いに感じる 2.まあ感じる 3.あまり感じない 4.まったく感じない 日常的に運動している成人及び高齢者の多くは，運動・スポーツのストレス解消効果を感 じている 図９-３-１は，運動・スポーツの実施状況別に運動・スポーツのストレス解消効果につ いて「大いに感じる」と答えた者の割合を示したものである。日常的に運動・スポーツを 実施している者は，実施しない者に比べて運動・スポーツのストレス解消効果を感じてい る者の割合が多い。 男子 女子 100% 100% 80% 80% 60% 60% 40% 40% 20% 20% 0% 0% 週1日以上 図９-３-１ 週1日未満 週1日以上 週1日未満 運動・スポーツ実施状況別 運動・スポーツのストレス解消効果について「大いに感じる」と答えた者の割合 －25－ 成人及び高齢者の多くは，運動・スポーツのストレス解消効果を感じているが，年代によっ ては意識と行動に差が見られる さらに，図９-３-２は20～79歳の各年代ごとに，運動・スポーツのストレス解消効果に ついて「大いに感じる」または「まあ感じる」と回答した者の割合を示したグラフであ る。運動・スポーツのストレス解消効果を肯定的に捉えている人の割合は，男女・年代問 わず90～97％にも達し，たいへん高い。しかし，運動・スポーツの実施状況が「週１日以 上」と答えた者の割合は，男子の30～54歳，女子の20～49歳の年代で50％を下回る。運動 の効果に対する意識と実際の行動との間には年齢や男女によって差が見られる。 （％） 100 8 男子 8 6 8 7 7 8 5 5 6 6 5 80 60 女子 10 11 10 8 7 8 6 6 5 80 44 47 47 48 49 50 52 48 48 46 55 55 40 20 100 60 47 50 54 52 51 51 50 49 49 3 4 3 44 42 43 40 48 46 46 46 44 43 46 46 49 37 39 42 0 20 52 54 54 44 43 44 45 47 36 37 39 41 0 大いに感じる あまり+まったく感じない 週1日以上(あまり+まったく) 図9-３-２ 図9-３-２ 大いに感じる あまり+まったく感じない 週1日以上(あまり+まったく) まあ感じる 週1日以上(大いに+まあ) まあ感じる 週1日以上(大いに+まあ) 運動・スポーツのストレス解消効果について「大いに感じる」「まあ感じる」と答えた者の割合 運動・スポーツ実施状況が「週１日以上」と答えた者の割合 (４) 生活の充実度と運動習慣の関係 【質問】 対象：20～79歳 「毎日の生活が充実していますか」 1.充実している 2.まあ充実している 3.あまり充実していない 4.まったく充実していない 日常的に運動している成人及び高齢者は，生活が充実していると感じる割合が多い 図９-４-１は，現在の運動・スポーツ実施状況別に，毎日の生活が「充実している」と 答えた者の割合を，年齢区分ごとに示したグラフである。週１日以上運動・スポーツを実 施している群は，週１日未満の群に比べ，毎日の生活が「充実している」と回答している 者の割合が男女ともにすべての年代において，５ポイント以上上回っている。 これらの調査結果により，日常の運動習慣と生活の充実度が密接に関連していることが うかがわれる。 50% 男子 50% 40% 40% 30% 30% 20% 20% 10% 10% 0% 0% 週1日以上 図９-４-１ 週1日未満 女子 週1日以上 運動・スポーツ実施状況別 毎日の生活が「充実している」と答えた者の割合 －26－ 週1日未満 高齢者の運動習慣，歩行能力及び生活の充実度には関連性がある 高齢者（65～79歳）について，日常生活の基本となる歩行について着目し，生活の充実 度及び歩行能力との関連性について分析した。 図９-４-２には，生活の充実度と歩行能力の関連性を示した。 男女とも生活の充実度に関して「充実している」，「まあ充実している」と答えた者 は，６分間歩行の距離の数値が高くなっている。 620 （ｍ） 616 男子 女子 580（ｍ） 571 573 570 610 602 560 600 551 586 590 550 580 540 充実 図９-４-２ まあ充実 あまり＋まったく 充実 まあ充実 あまり＋まったく 「生活の充実度」別 6分間歩行距離 この調査結果より，運動・スポーツを日常的に実施することは，長い時間歩けることに 代表されるような体力に影響を及ぼし，体力の高さが生活の充実に結びついている可能性 がうかがわれる。 －27－